11. 顔面神経麻痺に対する鍼灸治療
・ 顔面神経麻痺は年間6万人ほどが発症する高頻度な疾患です。
顔面神経麻痺
また、多様な原因疾患,経過に個人差が大きいこと,発症早期の薬物治療が必須,といった特徴が挙げられ、
Bell麻痺,Hunt症候群,外傷性顔面神経麻痺(中耳炎や側頭骨骨折など)に分けられます。
[評価としては柳原法,Electroneurography (ENoG) など]
・ 日本顔面神経学会の顔面神経麻痺診療ガイドライン2023年版ではベネフィット(利益,有益性)とリスクの観点から、鍼治療は弱く推奨すると今までの推奨しないより大きく変更されました。
これはエビデンスの賜物であり、信頼度にあたる大きな前進であるといえます。
[顔面神経減荷手術やステロイド鼓室内投与が世界で初めてガイドラインで推奨]
[形成手術やリハビリテーション,鍼治療,ボツリヌス毒素も新たに推奨]
・ 鍼灸治療の役割は回復の促進、病的共同運動や拘縮、麻痺の後遺症予防と軽減が主となります。
・ 軽症,柳原法18点以下〜12点以上の中等症,0点〜10点以下の重症,全てに応じております。
(程度の定義は 2023 顔面神経麻痺 診察ガイドラインにて改訂)
顔面神経麻痺診療ガイドライン最新
・ 治療
顔面神経麻痺(その他疾患も全て)への鍼治療では、滅菌済みディスポーザブル鍼を用いて麻痺側へ25本前後の刺鍼をおこないます。
表情筋・顔面神経走行上の経穴[けいけつ,ツボ:治療ポイント]や、
手足末梢の経穴(顔面の血流を良くする,ストレスや自律神経系へのアプローチ)へ刺鍼します。
また、首肩の緊張(特に患側)や頭痛などが存在する場合は、併せて治療をおこないます。
用いる鍼は線径0.10mmの非常に細やかなものです。安心してご連絡下さい。
*顔面神経麻痺 後遺症に対する鍼灸治療もおこなっております。
(これ以上は変わらないと通院を終了し、数ヶ月〜数年経過した後遺症など)