報告

検討

HOME | 抑うつ/うつ/不眠への鍼灸/京都山科の総合鍼灸院

 

8.  抑うつ,うつ,不眠における鍼灸治療 

 
うつの時は脳の扁桃体系(セロトニン系)が活性化し不安を感じやすく、報酬系(ドパミン系)、前頭葉系(意味系)が低下している状態とされています。
 
これらがバランスよく、安心感があり、適度なドパミンの刺激もあり、そのような状態がWell-beingを満たす要素ともなります。
しかしながら、生活における様々な問題が足し算あるいはかけ算となってストレス、心身の疲労を引き起こし、抑うつやうつ、時には痛みも引き起こします。
 
近年、鍼灸治療では鎮痛(痛みの緩和)、血流増加、筋緊張緩和のみならず、
前頭葉活動や扁桃体(セロトニン系)の平衡、ドパミン、オキシトシン(安心ホルモン)の分泌を促し、不安やストレス緩和への関与が示唆されています。


鍼灸治療は上記の作用を考慮し標準的には頭頂部や手足の経穴へおこないます。
場合によっては頭皮への鍼通電療法、呼吸の浅さ、息苦しさを伴う場合は背中へも鍼灸治療を。
また、首や肩の緊張は非常に多くの方に伴う症状であると臨床の場において日々感じております。その際は首や肩へ細やかな鍼灸治療をおこない、鎮痛、血流改善、筋緊張緩和を目的とします。
 
 
・漢方や東洋医学の疾病観では、肝気の鬱滞であることが少なくないとされています。
精神的なストレスを受けたりすることで生じ、咽喉の閉塞感、また気鬱や気滞の起こる部位によって様々な症状が現れるというものです。
 ・抑うつに伴い、イライラ感、胸の苦しさ、四肢のだるさなどが生じるものに心気虚脾気虚などがあり、
その場合の治則というものは安神寧心、健脾が主となります。


 
◇比較試験においては鍼灸治療とカウンセリング併用の有効性、また、標準的な治療と鍼灸治療を併せることが有意であるとの報告があります。
MacPherson H, et al. Acupuncture and Counselling for Depression in Primary Care: A Randomised Controlled Trial. PLoS Med. 2013;10(9):e1001518.
Armour M, et al:Acupuncture for Depression: A Systematic Review and Meta-Analysis. J Clin Med. 31;8(8) pii: E1140, 2019.


 
標準治療(薬物療法)へ鍼灸治療を上乗せすることにより、症状の軽減がみられるとの臨床研究がなされています。


◇不眠は大きく分けて、入眠困難(夜寝付けない)、中途覚醒、早朝覚醒の内どれか、もしくは複合しているものとします。
ストレスなどで交感神経優位となり、副交感神経優位状態でない場合など。