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20. パーキンソン病における鍼灸治療

 
パーキンソン病は振戦(不随意,意図せずふるえる),動作緩慢,筋強剛(筋固縮),姿勢保持障害,無動を主とする変性疾患であり、運動症状のみならず、抑うつ,自律神経症状,睡眠障害など様々な症状を呈します。
また、有病率は高齢化社会において増加傾向にあります。
 
2007年の時点で1割の患者さんが鍼灸治療を受けているとの報告があり、米国,韓国,中国では発表論文数の割合が著しく、その他諸外国との共同研究も多くおこなわれています。
そのことから、現在では上記1割以上のパーキンソン病患者さんが鍼灸治療を選択している可能性が高いとされています。


 
◇鍼灸治療では
セロトニンドパミンなどの神経伝達物質が増加することが報告されており、
また、自律神経や免疫に不調をきたすパーキンソン病患者さんと鍼灸治療は高い親和性をもつ可能性があります(体性-自律神経反射、NK細胞活性やサイトカイン産生による)。
 
そして、鍼灸治療は鎮痛作用を有し、また、筋肉の緊張緩和に効果的であることから、パーキンソン病の中核症状である運動器症状の改善が期待できます。
 
当院においても運動機能の向上には驚きと安堵を、
そして学会発表の場でも見られる通り、鍼灸治療によってかなり良い結果があらわれる領域であると考えています。